2022.1.28

 

もう2月になる。辞めるまであと100日以上あって鬱鬱してたのに、もう間近に迫ってくるとなるとどうしてだか考え方も変わってくるみたい。一言で言うと切ない。ここにきて2年間だったけれどたくさん色んな経験をした。毎日同じ日なんて無いくらい、いろんな人(教員、生徒ともに)といろんなことがあって、毎日が新鮮で忙しくてとても濃かった。

覚えているのは幸せな2年目の誕生日。たくさんのメッセージ。たまに授業で笑いが起きてみんな笑顔で笑ってて嬉しかったこと。初めて生徒に怒鳴ったこと。その後にたくさん泣いたこと。理不尽な文句に悲しくて部活のコートで草むしりながら泣いたこと。1年目の10月の残酷な部活のミーティング。その後の残酷な面談。

3月の会議後に泣きながら黙って帰って先輩が家に来てくれたけど全然出なくて寝てましたって嘘ついて結局出た時に首にタオル巻いてたこと。授業ペアの先生に論破されたこと。頑張って作った最後のテストが良い出来だと褒められたこと。

 

もう辛いことや人に裏切られることだけは嫌だ、その思いで迷いに迷って決断した退職という選択。これで良かった、と、思ってるけど、この2年間でたくさんの様々な関係を築いてきた人とも私の退職によりこれで一生の別れになってしまうことは少し切ない。

そしてまだ事実を知らない無邪気な子ども達。

事実を知る先輩、後輩。私の心をたくさん支えてくれて、時にはすごく傷つけられた。そんな私も彼らを傷つけていたこともきっとあったと思う。

新しい環境に出向くためにはそれなりの覚悟が必要だったし私にとって大きな決断だった。これで後悔をしない道を行くと決心したはず。しかし悲しんでるはずなのにそんな素振りを見せずに俯く先輩の顔や、泣いていた後輩の声が少し頭から離れない。先輩にも後輩にもとても感謝してる。違う環境で私は頑張っていく。今は残りの期間を大切に生きていく。